こんにちは。
管理人のピリカです。
1月1日に能登地方を中心に大きな地震がありましたね。
その後3月16日には金沢から福井に新幹線が延伸されて、北陸を支援するために北陸へ行こう!と今、北陸が注目されています。
JR金沢駅(石川県金沢市)は、
「世界で最も美しい駅」と呼ばれています。
この美しい駅を設計した白江 龍三氏について調べてみました。
出典:https://www.shirae-associates.com/about/index.html
白江 龍三氏が設計したJR金澤駅東口広場とは?
JR金沢駅東口広場には、白江 龍三氏が設計したアルミとガラスによって構築されたきらびやかで巨大なドーム(通称『もてなしドーム』)」、その華やかさをグッと引き締めるかの如く佇む木製の鼓門(つづみもん)があります。
このもてなしドームと鼓門は、基礎計画から12年かかり完成したそうです。
意匠設計を担当した白江 龍三氏が、最初にクライアントから与えられた条件は3つ。
「金沢らしさがあること」
「バリアフリーが完全に実施されていること」
「駅の機能がしっかりと確保できること」
一番たいへんだったのは、「金沢らしさがあること」だったそうです。
後の2つは、一般的にこんなことというのがイメージしやすい条件だったようですが、
「金沢らしさ」ってなに?っていうことになったらしいです。
「前田家」が金沢に入って約400年が経ちます。前田家は京都や名古屋から文化を持ち込み、今の金沢に至っているそうです。
今の象徴として20世紀末の最先端技術を盛り込んだ建造物に…というコンセプトで検討が重ねられたそうです。敢えて金属やガラスといった近代建築の代表素材で構築する建築を考えたそうです。そして生まれたのが、アルミとガラスによる大屋根を持つ『もてなしドーム』です。
出典:https://www.shirae-associates.com/works/kanazawa.html
基本設計がほぼ終了した時期の報告会で「木造や瓦屋根などの直接的に歴史性を感じさせるものが欲しい」という強い要望が出され木造の門を作ることになっったそうです。らせん状の柱とゆるやかなカーブを描く面格子の屋根が特徴的な「鼓門」は、「加賀宝生の鼓」をイメージして造られた木造建築です。
出典:https://hash-casa.com/2022/02/22/architectureinkanazawa/
この二つの建造物が金沢駅を「世界で最も美しいと言われる駅の一つ」と言われる所以です。
白江 龍三氏のその他の設計は?
金沢駅の他に白江 龍三氏の代表的なものは、
東松山市総合会館
出典:https://takearch1894.com/ryuzo-shirae-2/
小田原フラワーガデン薔薇のパーゴラ
出典:https://www.shirae-associates.com/works/odawara.html
ホテルウィングインターナショナルプレミアム金沢駅前
出典:https://www.hotelwing.co.jp/kanazawa/
白江 龍三氏の経歴は?
白江 龍三(しらえ りゅうぞう)氏
環境建築家
1952年埼玉県生まれ。
日本大学理工学
部建築学科卒業、同大学大学院博士課程前期修了、宇都宮大学大学院博士課程後期満期退学。
株式会社菅原建築事務所に勤務後、
株式会社日本設計事務所に嘱託所属、
株式会社エス・ディ・シーを経て、
1987年に白江建築研究所を設立。
1993年〜1999年、日本大学理工学部非常勤講師。
1998年〜2003年、前橋工科大学非常勤講師。
2000年、日本大学理工学部非常勤講師。
2005年から前橋工科大学大学院非常勤講師就任。
まとめ
白江 龍三氏の設計し金沢駅のもてなしドームと鼓門は、金沢を代表する建物ですね。
金沢といえば必ず、鼓門がでてきますよね。
建物で基礎計画から12年かけて造られたというのは驚きでした。
また、白江 龍三氏は、続いて金沢駅前にあるホテルの設計もさてれいますね。
金沢に行ってみたくなりました。
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