こんにちは。
管理人のピリカです。
読書の秋、いろいろな本を読む機会が増えますね。
最近はおとな向けの絵本や読み聞かせなどもありますね。
今回のマツコの知らない世界では、
仕掛け絵本のお店を経営する嵐田 康平ファミリーが出演します。
その嵐田 康平ファミリーや仕掛け絵本、しかけ絵本専門店「メッゲンドルファー」などについて調べてみました。
嵐田 康平ファミリーの経歴は?
嵐田 康平ファミリーは、
嵐田 康平さん、奥様の嵐田晴代さん、お二人のお子さんの嵐田一平さんの3名です。
出典:https://www.meggendorfer.jp/about/
嵐田 康平さん
1949年生まれ
出身地 北海道
しかけ絵本専門店「メッゲンドルファー」代表
家族 晴代(はるよ)さん、一平(いっぺい)さん
嵐田 康平さんは、㈱大日本絵画という会社で40年にわたり、しかけ絵本の営業をされていたそうです。
当時、しかけ絵本は、おもちゃのようだと児童図書として認められなかったようですし、児童教育にも良くないという風潮があり、専門家ほど評価していなかったようです。その様な社会の風潮や専門家の壁もあり、販売はとても大変だったようです。そんな中、嵐田康平さんは、たくさんの親子がしかけ絵本を楽しんでいる様子を営業しているときにみて、自信をもってしかけ絵本の楽しさを広げていったようです。
1989年から 康平さんは、全国の図書館や書店、えほんフェアなどで自由な発想と豊かな創造力を生かしたり、遊びながらの創作活動をすることで親子のふれあいなどを引き出す場として「しかけ絵本つくり方教室」を開催します。
奥様の晴代さんと「定年後は夫婦2人で商売をしたいね」と話しをしていたそうです。
「でもそのときはしかけ絵本の仕事をしようとは思わなかったんです(笑)」とおっしゃっています。
出版業界にいたからこそ、本の出版や書店経営が環境的に難しいことは痛いほど分かっていたし、定価販売が必須の書籍は利益率の幅が狭い上、今やネット情報社会やカード決済の世の中。書店の経営は非常にひっ迫している状況になってきていたからです。
でも、晴代さんが「この力のある本(しかけ絵本)の専門店が無いなんておかしいんじゃないの?誰もやらないならあなたがやらないで誰がやるの?」と康平さんの背中を押したそうです。
晴代さんや一平さんも昔から、しかけ絵本が面白い世界であることを感じていたそうです。
そんな中、年金併用型ならと2006年にしかけ絵本専門店「メッゲンドルファー」を開店したそうです。
最初は、二人とも仕事をしながら、週3日お店を開店していたそうですが、その後、週6日になり、今は、息子さんの一平さんも加わり、ファミリーでお店を運営しているそうです。
しかけ絵本とは?
しかけ絵本とは、各ページに折り畳まれた紙などから成る薄い構造物が挟まれており、ページを開くことでそれらが立体的にせり出してくる仕掛けをもった絵本のことです。
出典:https://megurito.jp/area/kanagawa/article/81
しかけ絵本は、この場面がどんな風に変わるのかワクワクしますよね。
しかけ絵本は、「飛び出す絵本」とか「ポップアップブック」などとも呼ばれています。
現在、しかけ絵本の多くはヨーロッパやアメリカなどの1カ国で制作され、言語だけを変えて世界中で出版されているのだそうです。その為、売られているしかけ絵本はヨーロッパやアメリカから翻訳されたものが多く、日本の出版社で作られ、海外でも販売される動きは実情少なく、日本の絵本作家が育ちづらい環境です。
「実は大人向けなしかけ絵本が多いんです。アートですよね」と康平さんは言います。
職人技のような細かい切り絵になっていたり、想像以上の大きさで飛び出してくる迫力ある絵本、抽象的でアーティスティックな絵本もあります。
しかけ絵本専門店「メッゲンドルファー」とは?
嵐田 康平さんと晴代さんがはじめた、日本発のしかけ絵本専門店「メッゲンドルファー」は、神奈川県鎌倉市にあります。
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出典:https://megurito.jp/area/kanagawa/article/81
康平さんは、インタビューで
「手前味噌ですけど、“しかけ絵本専門店”を作ったことで、しかけ絵本の理解度が広がったというか、若い人たちから年配の方まで認識していただくことが増えたなという気がしています」
「しかし、まだまだ少人数にしか広がっていないのではないかという気しかしていないです」
と話しています。
そんな両親の思いを息子の一平さんも受け継ぎ、「メッゲンドルファー」でお仕事をしているようです。
「メッゲンドルファー」では、しかけ絵本を販売するだけでなく、お店を開く前から康平さんがしていた「しかけ絵本教室」も開催しています。ここでは、画用紙と色鉛筆・クレヨンからたくさんの発想が生まれます。
晴代さんの「鎌倉のお土産としてしかけ絵本があったらいいな」という思いから企画されて、それを受けて一平さんが「覗きからくり」という、200年ほど前からヨーロッパで親しまれている歴史ある手法で作成した親子の共同作品ですね。
「覗きからくり」とは、蛇腹になっている本を伸ばして、のぞき穴から覗くと遠近法で立体的に見えるというしかけなんだそうです。
出典:https://megurito.jp/area/kanagawa/article/81
晴代さんが企画をして一平さんが作成した「鎌倉 段葛」はふるさと納税返礼品になっています。
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/14204/5114389
まとめ
嵐田康平さんの思いが奥さまの晴代さん、息子さんの一平さんに引き継がれ、日本初のしかけ絵本専門店という形になったようですね。
絵本の販売にとどまらず、自分でつくる「しかけ絵本教室」など、あたらしい道も切り開いているようです。
しかけ絵本を子どもの本と思わず、手に取ってその美しさを体験してみようと思いました。
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